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ベランダガーデンのメリット・デメリット

2021.05.17

こんにちは！「ベランダガーデン」by福田造園です。
先日はウッドデッキについてのご説明をさせて頂きました。
今回はそもそも「ベランダガーデン」を作るメリットはなんだろうという点からお話しさせて頂き、
これから「ベランダガーデン」を始めたいという方に向けて、
まず知っておきたい基本的な知識をまとめましたので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

まず始めに、「ベランダガーデン」のメリットを解説します。

ベランダに緑を置くことで癒し効果があることだけでなく、様々なメリットがありました。

①植物を育てるやりがいを感じる

植物を育てることで、自分が育てたとという自尊心や充実感が生まれ、

花が咲く時期、葉っぱが茂る時期、実がなる時期のそれぞれで達成感や満足感を得ることができます。

マンションにお住まいの方でも「ベランダガーデン」を行えば、

リフレッシュできる空間を作ることができ日々の疲れを癒してくれるでしょう。

参考文献：Yomeishu　植物を育てることで元気になれる「園芸療法」とは？

②植物によって室内温度を下げる

ベランダは夏になるととても熱くなり、外に出ようという気持ちが起きなくなりますよね。

しかし、植物をカーテンのように使うこと（グリーンカーテン）で、

日射による熱エネルギーの約80％をカットする遮蔽効果があるので、ベランダの熱を下げてくれます。

そうすればベランダに出やすくなりますよね。

またベランダだけでなく、部屋の中への日差しを押さえられるのでお部屋も涼しくなります。

すだれや遮蔽ガラスよりも熱カット率は高く、植物が優れれることが研究によって明かされています。

参考文献：環境省　グリーンカーテンプロジェクト

③来客時にベランダでお茶ができる

お客様が来客された際、ベランダガーデンがあることでおしゃれなカフェ感覚でおもてなしすることができます。

来客させたお客様もベランダガーデンを見ながらお話できるので

家の中より開放感ある空間でリラックスでき会話も弾みます。

④庇がある場合は天候の影響を受けない※水の量を調整できる

ベランダは庇があるので天候をあまり気にすることがありません。

ですので、植物へ水を与えすぎてしまったり、雪などで枯れてしまうことが少なく、

安心して育てることができます。

また、雨の日でも出かけたくない日でもベランダデッキで濡れることもなく時間を過ごすこともできます。

⑤部屋を延長したような空間を作れる

ベランダで使える「ユニット式デッキ」は、床の高さを調整できますので、

設置したお客様によく部屋が広くなった感じがするというお声をお聞きします。

ベランダ空間を有効に使うことで、気持ち良く生活することができます。

⑥ふと窓の外のベランダを見たとき、心が癒される

家の中からベランダガーデンを見ると、植物が目に入りふとした瞬間にも安らぎを感じることができます。

外を眺めることで気持ちも晴れやかになりますね。

⑦ライトアップなど装飾を飾る空間にもなる

今充電式のライトでおしゃれに飾るベランダガーデンが増えております。

電気の線をひっぱらなくても電池式なのでお好きなところに飾ることができ、

夜おしゃれな雰囲気を演出することができます。

またシェードをつけて、プロジェクターで投影するとベランダで映画鑑賞会も楽しめます。

⑧植物が増えすぎる心配がない

基本的にはベランダに鉢を持ってきて、植物を植えるので、

土の量が限られ、地植えするように大きくなって広がって行くことがありません。

なので、安心してお好きな植物を育てることができます。

⑨テレワークの場所を確保できる・気分転換できる場所の拡充

新型コロナウィルスの影響で在宅勤務が増える方も多いと思われます。

ミサワホーム総合研究所の調査結果によると在宅勤務での困りごとでは

「仕事に適した場所がない」が28.4％と最も多く、

次いで「運動不足・座りっぱなしによる身体疲労」27.8％、

「仕事に適した家具・設備がない（デスク、モニタ、椅子など）」26.3％という結果になりました。

この調査の結果から環境の整備にお困りの方が多くいることがわかります。

ベランダデッキを設置するとリビングの延長となり、デッキの上に机と椅子を持ってこれば、

テレワークできる環境の作ることができます。

また、気分転換したいとき外にでて、ベランダガーデンで一服する使い方も可能ですね。

参考文献：新型コロナウイルス影響下における住まいの意識調査レポート

ここまではベランダガーデンのメリットをご紹介しました。

次にベランダガーデンをすることのデメリットをご説明します。

①虫が寄ってくる

鉢の受け皿に水をたまったまま放置しておくと、虫が寄ってきたり、

卵を産んだりするなどリスクがあります。

そのほかの虫も、受け皿の水を飲みにやって来るともいわれています。

そのため、受け皿の水は小まめに捨てて、虫の発生を防ぐ必要があります。

防ぐ方法としては、植物の中には虫がつきにくいものがあります。

レモングラスなどは防虫効果があるといわれています。植物から放たれる匂いが虫が嫌うためです。

しかし、ハーブ類は繁殖力が強いという特徴がありますので、

他の植物を消滅させてしまうリスクがあるため管理方法には注意が必要です。

また市販の虫よけスプレーなどを使用することも虫対策にもなります。

植物にかかると枯れてしまうことがありますので注意しながら使用することをお勧めします。

②ベランダの耐荷重がかかりすぎる

植物を育てるために沢山の鉢を並べたり、

雰囲気をよくするために床面にウッドデッキを敷くのがベランダガーデンです。

実はベランダにも耐荷重が存在します。

マンションの管理規約はしっかり読むことが大切です。

おしゃれ重視で鉢などをおいていくと一個20ｋｇ以上の重さになります。

敷材や鉢などをおいていくと数100キロのものをベランダに置くことになります。

災害時の安全経路の確保のためにも動かしやすいものを置くようにしましょう。

③管理規約がある

マンションによってはベランダの規約上ベランダガーデンをすることができない管理会社もありますので、

始める際にはまずは管理会社の規約を注意してみましょう。

④上下階への配慮。※騒音や匂い問題

マンションでベランダデッキを敷くと、開放的な空間になるので、ベランダＢＢＱなどしたくなります。

しかし、ＢＢＱなどは煙があがり匂いがご近所様の方に出てしまうので、

ご近所トラブルの原因になります。また騒音トラブルにもつながりますので、

ベランダで過ごす際は、周りの方にも配慮が必要となります。

⑤植物へのこまめな水やり

土の量が少なくなる分、水分不足になる可能性があります。

お庭に植える植物よりもこまめに水をあげる必要があります。

水やりにかかる時間や手間だけでなく必要な道具（バケツ、ジョウロなど）も変わってくるため、

ベランダに水道があるかどうかあらかじめ確認しておきましょう。

また、排水口が自分のベランダにない（隣などにある）場合、

隣家へ水が流れ、迷惑をかけるおそれがあります。

水の流れ方を事前に確認したほうが良いでしょう。

⑥台風などの強風時は片づける

台風などの強風時に鉢などが飛んでいく恐れがあります。

おうちの中に避難させてあげたり、ロープで縛ったり、飛ばないように固めておく必要があります。

特に台風の時期は注意してあげましょう。

ベランダガーデンのメリット、デメリットをご説明してきました。

ベランダガーデンはメリットが多く、生活を豊かにしてくれます。

注意する点は、しっかり守り、ご自身にあった楽しく快適なベランダ生活を見つけてみてはいかがでしょうか？